ネタバレ全開、ご注意を!
第6話、「ホークアイ」完結。
いやぁ、満足。
まさか本当にクリスマスプレゼントが付いてくるなんて思ってなかった。
たしかに、第1話を視聴した際に、ちょっと見てみたいかもとは思っていた。クリントが子供たちと一緒に観ていた舞台、「ロジャース:ザ・ミュージカル」を。
本編終了後のおまけ、ステージ上でショーアップされたアベンジャーズ・ニューヨークの戦いは、高らかに歌い上げる「Save The City」と群舞により、思った以上に盛り上がるもので、大いに楽しめるものだった。(当の御本人達を除けば、だが。)
本編については、事前に情報を集めていなかったので、楽しく見ることができたと思う。
ドラマの配信前には、吹替声優の発表もあり、ナターシャの妹エレーナ・ベロワ役も公表されていたようだが、こんなの見てたらネタバレもいいとこ、第4話のラストで登場した時も興醒めだったろう。
解説は、初視聴のあとに読んでこそ、気づいてなかった点・見逃していた点を注意しながら2度目を楽しめるというもの。タイトルバックの輪郭、おじさんの手、時計の番号、そして“家族”だけが知る口笛……。
ケイトとエレーナの掛け合いもなかなか楽しい。
素人のお嬢さんとケイトを軽んじるエレーナ、実力不足を自覚しつつもエレーナに食らいつこうとするケイト。
寝起きのドラ猫みたいな声音で、“けぇ~いと・びーしょぉ~っぷ”と呼ぶエレーナの姿に、「ブラック・ウィドウ」で姉ナターシャの着地ポーズをからかっていたシーンを思い出してしまった。
第2話では、クリントの窮地に間の悪いタイミングで乗り込み、まともな着地もできず呆れられていたケイト。第6話ではエレーナの後を追ってビル外壁を降下したが、悲鳴を上げながらやっとのことで着地していた。
はたして、今後二人が、“ヒーロー着地”について互いを批評しあうことはあるのだろうか?
ラストシーン。回収したローニンのスーツを二人で燃やした後、ケイトが提案する自身のオリジナルヒーローネームに次々とダメ出しするクリント。逆に、ひとつ案があるとクリントが言った直後、エンドタイトルに切り替わる。画面いっぱいに「ホークアイ」と。
粋な演出に、思わず苦笑がもれてしまった。
ケイトと“ピザ・ドッグ”ラッキーを交えたクリント一家の平和なクリスマスを祝福したら、お正月は「The Book of Boba Fett」を楽しもうと思う。